パソコンの選び方や推奨スペックなどを調べても、いまいちわからない方必見!
パソコンの性能の見方をパーツごとにわかりやすく解説していきます。


性能を見るならまずはこのパーツ!
パソコンはいくつものパーツで構成されていますが、その中でも特に最初に見るべき、重要なパーツを紹介します。
「CPU」「メモリ」「ストレージ」「GPU」
これら4つがパソコンの中で最も性能にかかわってくる大事なパーツになります。
これらパーツの解説とその他パーツの解説をこれからしていきます。
CPU
CPUというのは簡単に言うと、処理を行うところです。
人間の脳みそによく例えられます。
CPUの性能が高いと、単純に処理能力が上がるわけですから、当然パソコンは性能が良くなります。
簡単な見方としてはまず、「Core i」「Ryzen」の後に続く数字に着目しましょう。
3,5,7,9 のいずれかの数字が記載されていると思います。
これらの数字が大きいほど性能の良いCPUということになります。
参考として、
3はネットサーフィンなどが問題なく行える。
5はプログラミングや軽いゲームでも問題ない。
7は重いゲーム、動画処理など、比較的重めの処理もこなせる。
9は個人では性能を完全に活かしきれないレベル。
この程度の認識だと僕は考えております。
これだけでもCPUの性能が大体わかったのですが、もう少し詳しい見方があるので紹介します。
パソコンに搭載されているCPUを調べてみましょう。そうすると、「コア数」が書かれているはずです。
CPUは脳みそのようなものだと先ほど記述しましたが、「コア数」というのは、その脳みそがいくつ搭載されているのか、ということを表しています。
多ければ多いほど、複数の複雑な処理を行うことができるので、性能が高いです。
個人的には6コア以上であればそこまで困ることはないかなという印象です。
8コア、12コア、16コアなどがあるのであればそれはその分強くなります。
価格と相談しながら選びましょう。
「Core i」「Ryzen」のあとの数字と合わせて、「コア数」も確認するようにしましょう!
CPUに関しての詳しい解説をしていますのでぜひご覧ください。
>【2025年最新】CPUってなに? 初心者向け完全解説!
CPUのメーカーを一つ一つ解説しています。
>【2025年最新】CPUメーカー解説! メーカーごとの製品の見方も紹介します。
メモリ
メモリというのは簡単に言うと、処理や情報を一時的に保存しておく場所です。
人間に当てはめると、机によく例えられます。
メモリを机だと考えるとわかりやすいと思いますが、広ければ広いほどたくさん情報を置いておくことができます。
一度に処理できるタスクが増えるわけですから、メモリは多ければ多いほど、パソコン自体の性能が上がります。
簡単な見方としては、単純にメモリ容量を見ましょう。
次で紹介するストレージとよく間違えがちですが、メモリですので注意してください。
4GB 8GB 16GB 32GB などと表記があると思います。
8GBあればWindowsは問題なく起動するのですが、少し心もとない印象です。
僕個人的には16GB以上推奨です。
ここは上げても数千円程度しか値段は上がりませんので、妥協せずに16GB以上にすることをお勧めします。
参考として、
4GBはWindowsを動かすのですら少しつらい。軽いOS向け。
8GBはWindowsは問題なく動くが、複数のサイトやアプリを開くと少し動作が遅くなってしまう可能性がある。
16GBは普段使いする分にはほとんど困ることはない。
32GB以上は、重いゲーム、動画処理や3D処理、配信などをする場合にはおすすめ。
この程度の認識だと私は考えております。
ほかにも見方はありますが、最初はこの程度でOKですので、ぜひ参考にしてみてください!
ほかの見方が気になるかたは、DDR4,DDR5,メモリクロックなどで検索してみてください。
ストレージ
ストレージというのは簡単に言うと、写真や動画、データなどを保存しておける場所、容量です。
これが多ければ多いほど、たくさんのアプリがとれるし、たくさんの写真や動画を保存できます。
簡単な見方として、必ず「SSD」であるかを確認してください。
ストレージは一般的に「HDD」と「SSD」の二種類があります。
「HDD」は大容量、データの復元がしやすい。などのメリットがある一方、処理が遅いという大きなデメリットがあります。
対して「SSD」は、処理が速いです。
この「処理の速さ」というのは、パソコンの起動時間や、書き込み、読み出し時間にも大きく影響してきますので、必ず「SSD」を選ぶようにしましょう。
この処理速度の違いは、データの書き込み方によるものです。個人が使用するパソコンで「HDD」が必要になる場面はあまりありませんから、「SSD」であることを必ず確認してくださいね。
参考として、
512GB以上あれば、普段使いする分には問題ないです。
「やりたいゲームがたくさんある」「動画をたくさん保存したい」等の考えがある方は、自分がしたいことに合わせて容量を大きくしていきましょう。
GPU
GPUとは簡単に言うと、パソコンの画面に映像や画像を出力するためのパーツです。
GPUの性能が高ければ高いほど、映像が滑らかに、きれいになります。
あまり関係ないですが、最近話題のAIなどの最新技術にもよく利用されている結構すごいパーツです。
そんなGPUなのですが実は、なくてもパソコンは動きます。
ですので、元々ついていないパソコンも多いです。
では、どんな人がGPUつきのパソコンを買うべきなのか、それは、ゲームや動画編集などをしたい人です。
ネットをみたり、プログラミングをしたり、officeをしたりする分には全く必要がないパーツです。
では、買う人向けに参考としてGPUの見方を解説します。
(今回はGeForceというNVIDIAのブランドのみの紹介とします。)
まず、GTXなのかRTXなのかを見ましょう。なにが違うのかというと、RTXのほうがGTXよりも新しく、よりリアルな映像を流すことができます。
簡単な見方としては、GTX,RTXのあとの数字に着目しましょう。
例 RTX 4060 Ti
4桁の数字があると思いますが、上2桁は世代を表しています。
16 20 30 40 50 が現在よく使われている世代です。(2025年現在)
数字が大きいほど世代が新しいです。
下2桁は性能を表しています。
50 60 70 80 90 などがあり、数字が大きいほど性能が良いです。
数字の後に英語が書かれている場合があると思います。
superやTiなどがついている場合は無印よりも性能がいいです。
参考として
GTX1650が現在使われている中で最も安価で採用しやすいモデルです。そのため性能は控えめですし、今後も使われなくなっていきます。
RTX3060がゲームなどをする場合には最もコスパがいいです。性能もそれなりによく、2世代前のモデルのため、値段も控えめです。
RTX4070が、現状性能の良いパソコンを欲しいと思ったときに一番良いかなと思います。1世代前であり、最上位モデルでもないため、値段が高すぎるわけでもなく(それでも高いよ by高専生)、個人が使う分には十分すぎる性能を発揮してくれるためおすすめです。
しかし、これらに関しては完全に感覚です。色々調べたうえで、自分の財布と相談しながら慎重に選んでいきましょう。
今紹介した見方以外にもGPUにはたくさんの指標がありますが、基本的に上記のことを見ながら選ぶとよいと思います。
他にはどんなパーツがあるの?
他にあるパーツとその性能の参考数値を紹介します。
電源
デスクトップパソコンの場合、750Wや1000Wなどがあります。ほかのパーツの使用電力によるので、一概にどれが良いとは言えません。
ですが、電源によって、電力効率が変わるので、少し確認してみるといいと思います。
ノートパソコンでは、バッテリーである場合があります。どのくらいの時間パソコンが使えるのかをしっかりと確認しておくとよいでしょう。
ディスプレイ
フルHDや4K などの数値があります。画質を表していて、多ければ多いほど画面が細かくきれいになります。
FPS、リフレッシュレート、フレームレートなどの指標もあります。それらは、1秒間に何回画面が更新されるかを表しています。多ければ多いほど、画面がヌルヌル動きます。60以上あれば問題ないですし、120以上あればものすごく快適にパソコンを使えますよ。
マザーボード
すべてのパーツを繋げる基盤であり、その性能によってもパソコン自体の性能が少し変わります。Z790 H770などの数値がありますが、あまり最初のうちは気にしなくていいのでここでは説明しません。基本的に数値が大きいほど良い性能のマザーボードです。
まとめ
最後まで読んでくれてありがとうございます!!
ここに本記事の内容を簡単にまとめます。
CPUは処理を行う場所であり、i5,i7などを選ぶとよい。
メモリは一時的に情報を保存しておく場所であり、16GB以上が望ましい。
ストレージはデータを保存しておく場所であり、512GB以上あれば普段使いで困ることはない。
GPUは映像を出力するパーツで、なくてもパソコンは動く。RTXがいい。
詳しいパーツの解説をしていますので、ぜひ読んでみてください