高専は理系の学校であり、数学の進むスピードがとても早いとしばしば言われます。

高専において数学はどれほど大切なのでしょうか?

また、数学が出来ないと高専ではやっていけないのでしょうか?

現役高専生である僕が、実際に高専に通っている経験を元に、数学の大切さを解説します。

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目次

高専に入る時

高専入試の話ですね。

入試の段階から数学はとても大切になってきます。

いくつかの高専では数学の点数に対して傾斜得点を設けている高専もあります。

入学時から数学を重視するほど、高専では数学が大切だというわけです。

僕も実際に高専入試の数学を解いたことがありますが、内容がかなり難しく、初めて解いた時はびっくりしました。

元々数学が得意な人でも、高専入試用にしっかりと対策をしていかなければいけません。

ですが逆に、高専入試を突破できるぐらいの数学力があるならば、在学中でもついていけなくなることはないと思います。

高専在学時

高専の数学は進むスピードが早いと言われています。

実際にそれは本当です

友人の高校生と話す機会があったのですが、高校3年生でやる内容を高専では2年生でやったりしていることがザラでした。

数学は基本的に1年間に二つの授業があり、それぞれ週に1〜2回入っていますので、かなりハイペースであることが分かります。

さらに、数学の授業だけではなく、高専の専門科目の授業ではほとんど数学を使います

理系の学校ですからね。

数学が出来なければ、専門科目の授業も受けられないでしょう。

総合的にみても、数学が出来ない人は高専在学中にとても苦労することになると思います。

出来ないと感じたら、そのまま放置せず、自分なりに勉強してみたり、先輩からアドバイスをもらうのがいいでしょう!

卒業後の進路

高専からの進路は主に3つあります。

就職

就職をする場合でも、数学は大切です。

高専から入れる会社は基本的に技術系の会社であることが多いです。

専門分野の知識が必要となり、必然的に数学の知識も使います。

しかし、就職はどこにいかなければいけないと決まっているわけではありませんから、自分で他のことを調べて、違う業種などに就職すれば、数学が苦手な人でも全然問題ないと思います。

就職は大学編入などと比べると進む分野が自由なので、ここからは自分次第です。

専攻科

専攻科ももちろん数学が大切です。

高専の延長線上として研究等を続けるわけですから、高専在籍中以上に数学を使うことが想像できます。

苦手な人はかなり勉強を頑張らないとついていけないでしょう。

大学編入

一番数学を使います。

高専から大学に入る場合、編入試験を受けます。

編入試験は基本的に、数学、物理or化学、英語、その他、のような科目のテストであることが多いです。

大学によって科目は左右されるのですが、数学が外れることはないです。

TOEIC等の点数を参照して英語の点数を決めるところもあるので、数学のテストだけを受ける場合もあります

編入試験において数学は本当に大切ですので、数学が苦手な人は本当に勉強を頑張らなければいけません。

大学進学後も続きますからね。

結論

高専において、数学は入る前も在学中も卒業後も大切です。

様々な場面で使いますので、苦手だけど高専に行きたい人はかなり覚悟した方がいいと思います。

しかし、先輩や同級生に助けてもらいながら学習すれば、全然乗り越えられないものではないです。

頑張って勉強しましょう!

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます!

今回は、高専生は数学が出来ないといけないのかについて解説しました。

高専は数学に関わる場面が多いですね。

苦手でも生きていけない事はないです。

覚悟を持って高専に入学してきてください!

英語についてもまとめています。
>高専で英語はどのくらい必要なの? 入学時から卒業後まで使う場面を踏まえて解説!

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