※今回の「高専」というのは、工業高専を指しています。
高専に来た皆さん、高専に入学したい皆さんの中には、高専で勉強をすればパソコンに詳しくなったり、プログラミングでゲームを作れるようになったり、そういう想像をしている方が多いと思います。
ただ実際、高専で授業を受けるだけでそれほどまでにプログラミングが身に着くわけではないのです。
自身の体験や友人の体験も踏まえて解説していきます。
目次
高専に行けばゲームが作れる?
僕が高専に入学したとき、「1年生でプログラミングたくさん覚えて、2年生くらいになるころには何個かゲームとか作って、3年生になるころには何でも出来るようになってるのかな」くらいに、高専の授業に対して過度な期待をしていました。
ただ実際はそんなことはありません。
ゲームを作ったり、何かをプログラミングで作ろうとすると、プログラミングだけではなくて、様々な技術が必要になります。
それも、その技術一つ一つが、専門的なレベルが必要になるのです。
高専の授業は、基本をしっかりと教えてくれるので良いと思いますが、実際どのようにプロダクトにしていくのかとか、そういうことはあまり授業で取り扱うものではないんです。
C言語(プログラミング言語)に関しても、それだけの知識で何かが作れるわけではないですからね。
全員がついていけるように、授業の進みも決して早くない、というのもあります。
でも勘違いしないでほしいのは、高専の授業一つ一つは、すべて大事だということです。それぞれでゲームとか作れないにしても、ゲームを作る時にはすべて必要になる知識です。
なかなかしたいことができない、となっても、授業はしっかりと受けるようにしましょう。
ではどうすればプログラミングが身に着くのか。
これから解説していきます。
結局は自分次第
高専の卒業生の話などを聞くと、
「もうプログラミングできないわ」
という方もいれば、
「ゲームを作る会社にいます」
と、プログラミングを実際に使っている方もいます。
結局、自分が何をしたいか、何をするか、何をしたかなんですよね。
自分次第なんです。
高専の授業でプログラミングを学びます。
それを、実践レベルまで磨くのは自分なんです。
何かを作るために、他の技術の知識を身に着けるのも自分なんです。
高専の授業は、そのような場、機会を与えてくれます。するもしないも自由です。自分がしたいことをするようにしましょう。
自分ごとになりますが、僕はプログラミングをする部活に入部し、先輩たちに教えてもらいながら、高専の授業以上に学ぶことができました。こういった工夫をしてみるのも良いかもしれません。
それでも高専は最高の環境
ここからは僕の体験ベースで話します。
まず、高専という環境自体、何かをしたいと思ったときに最高の環境になっています。
時間がたくさんあるから、やりたいことに向き合える。
プログラミングに関する活動がある。(部活とか)
なにかわからないことがあったら先生や先輩に聞く。
と、普通の高校では得られないような環境が揃っているのです。
そもそも授業でプログラミングなどに触れるので、自分ではなかった気づきを与えてくれたりもします。
ウェブサイトを作ろうとか、メタバースを作ろうとか、授業を受けていなければ僕にはなかった発想です。
その授業を受けたからこそ、このウェブサイトを作ろうということになったのですから。
ですが、授業で気づいたものを実践するのは自分です。
サーバーのこと、ドメインのこと、セキュリティのことなど、
授業ではやらなかったこともたくさん勉強しました。
授業ではHTMLを使ったのですが、最初はそれで作っていたのですが難しくて(笑)
wordpress を使えるように勉強と設定をがんばりました。
今思えば、このWebサイトに授業で得た知識あまり使ってないですね(笑)
ですが、授業で気づきを得て、それを実現するために自分で勉強できた。高専にいなければこんなものは作れていません。
プログラミングとはちょっと話がそれましたが、結局伝えたいことは
「したいことは自分でやる」
「授業はいい機会になる」
ということです。
プログラミングを覚えたいと思って高専に来たのは大正解です。
この環境を無駄にせず、自主的に勉強をできる人になっていきましょう。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます!
ごちゃごちゃになっちゃってごめんなさい。
したいことがあれば、自分でしようとする努力を怠らないでくださいね!