今回は、「printf(“”);」を用いて数値を出力するときに、桁数を指定して出力する方法をご紹介します。
表のように連続して数値を出力したいときなどに便利ですので、ぜひ活用してみてください。
C言語の解説をまとめています。
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目次
桁数を指定する方法
「printf(“%d”);」で桁数を指定する方法を紹介します。
%dに限らず、「%f」、「%g」、「%x」などでも同様に使用可能ですので、ぜひ使ってみてください。
早速やり方を紹介します。
「%」と「d」の間に桁数を整数で指定します。
例 printf(” %3d\n ” , num );
上記のプログラムでは「num」という変数の値を「3桁」で出力することを指定しています。
出力する桁数が指定した桁数に満たない場合は、空白が出力されます。
出力する桁数が指定した桁数より多い場合は、そのまま出力する桁数で出力されます。
例えば連続した数値の表、九九表などで使用すると分かりやすいです。
次のような九九表を出力するプログラムを例に見ていきましょう。
プログラム
#include<stdio.h>
int main(void){
int i,j;
for(i=1;i<10;i++){
for(j=1;j<10;j++){
printf(“%3d”,i*j);
}
puts(“”);
}
}
桁指定がない場合とある場合を比べてみます。


左が桁指定がない場合、右が3桁で指定した場合です。
右の方が見やすいですよね。
このように桁指定は表などの連続した数値を見やすくできるので、ぜひ使ってみてください!
右寄せと左寄せ
桁数を指定したとき、数値はデフォルトで右寄せになっています。
左寄せにしたいときは、桁数を指定するときに「-」をつけます。
例えば次のようなプログラムを書いてみます。
プログラム
#include<stdio.h>
int main(void){
printf(“右寄せ:%4d\n”,123);
printf(“左寄せ:%-4d\n”,123);
}
このプログラムの結果は次のようになります。

右寄せの桁指定と左寄せの桁指定にしっかりとなっていますね。
右寄せと左寄せは場面によって使い分けてください!
精度を指定する方法
これは小数点以下の桁数を指定する方法です。(%f)
小数点以下の桁数を指定するには、 「%」と「f」の間に「.桁指定」を入れます。
「.」を忘れないでください。
例えば次のような書き方です。
例 printf(” %.2f\n ” , 3.14 );
上記のプログラムは、「3.14」という数値を小数点以下の桁を2桁にするように指定しています。
指定しない場合とした場合を比べてみましょう。

上が指定していない場合、下が指定した場合です。
3.14という数値だけ表示させたい場合は下の方がスマートですよね。
桁数は増やすこともできるので、より正確な数値を表示させたいときは逆に桁数を増やすという使い方もあります。
こちらも場面によって使い分けてみてください!
最初に紹介した桁数指定と、最後に紹介した精度の指定は共存できます。
全体で5桁、小数点以下は2桁というように指定したいときは次のようなプログラムになります。
printf(” %5.2f\n ” , num );
桁数は自由に変更可能です。
数値の前に「-」をつければ左寄せにもできます。
このように、本記事でご紹介した桁数指定、左右寄せ、精度指定は共に使うことができますので、ぜひご活用ください!
最後に
最後まで読んで頂きありがとうございます!
本記事では桁数の指定方法という内容を書きました。
そのほかにもC言語に関する解説をしていますので、気になる記事があれば読んでみてください!
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